愛知県 老人ホーム入居にかかる費用と資金計画の立て方 - 日進市・愛知県内の老人ホーム紹介はワントップパートナー日進店！

入居一時金払いと月払いの比較

介護付き有料老人ホームに入る際、初期費用をまとめて支払う「入居一時金払い」と、毎月の支払いを行う「月払い」のどちらを選ぶべきか迷うことがあります。どちらが得かは状況によります。

まず、入居一時金（前払い金）方式について説明します。
この方式では、入居時にまとまった金額を前払いすることで、月々の費用を軽減できます。
例えば、1,000万円の入居一時金を支払い、償却期間を5年とする場合、契約時に400万円が償却され、残りの600万円が5年間で償却されます。
都市部では一時金が6,000万円を超えることもありますが、地方では200万円程度の施設もあります。初期償却の割合は20～40%と幅広く、償却期間も3年から20年と施設によって異なります。

一方、月払い方式では、初期費用がかからず、毎月の家賃を支払う形になります。このため、月々の支払い額は高くなりますが、入居時の負担は軽減されます。
どちらが得かは、入居期間に大きく依存します。長期的に住む場合、一時金払いの方が月々の負担が軽くなりますが、短期間であれば月払いの方が経済的です。
将来のことは予測が難しいため、「長く住むほどお得」といった観点で考えるのも一つの方法です。

さらに、入居一時金に関するトラブルを避けるため、入居後90日以内に解約した場合、家賃相当分と実際のサービス費用以外の入居一時金が返還される「クーリングオフ/90日ルール」が法的に定められています。

老人ホームに入居する目的の明確化

老人ホームに入居する理由を明確にすることは、資金計画を立てる上で非常に重要です。健康で自立している方は、自由な生活を楽しめる施設を選べますが、介護が必要な場合は、介護付き有料老人ホームを選ぶ必要があります。
慌てて選ぶのではなく、自分が納得できる施設を選ぶため、資料を取り寄せ、まだ動けるうちにいくつかの施設を見学することをお勧めします。特にお昼時に訪問すると、食事の介助状況やスタッフの対応がよく分かります。

入居者との面会方法やウイルス対策についても事前に確認しておく必要があります。
入居する施設が決まったら、重要事項説明書を詳細に確認し、家族と一緒に契約内容を把握することが重要です。

施設選びのポイント

老人ホームを選ぶ時に確認すべきポイントは、入居率と前年の退去者数です。入居率が2年で80%以上であるかどうかを確認し、退去者が多い場合はその理由を施設に直接尋ねることが重要です。
また、ヘルパーの人数や勤務年数、夜間の配置人数、医療機関との連携状況もチェックするべきです。

さらに、介護が必要になった際の部屋の移動手続きや条件、退去時の契約解除条件、返金に関する取り決めも重要な確認ポイントです。居住費以外にかかる費用についても詳しく把握しておくことが大切です。

総じて、老人ホーム入居の費用や資金計画は、一時金の支払い方法、入居目的の明確化、施設選びのポイントなど、多岐にわたります。自分や家族の状況に合わせた選択をすることが、安心で充実した老後を過ごすための鍵となります。